福岡都市空間情報行動研究所(FQBIC)

表彰

FQBICポストドクター山城興介氏が今年度の日本不動産学会学会賞湯浅賞(博士論文部門)を受賞しました。2012年5月19日開催の日本不動産学会総会で授賞式が行われました。

FQBICのポストドクター山城興介氏が今年度の社団法人日本不動産学会学会賞湯浅賞(博士論文部門)を受賞しました。

山城氏は、博士論文「消費者行動アプローチにもとづく交通政策の評価に関する研究」の研究業績が認められ、 日本不動産学会より、学会賞湯浅賞(博士論文部門)を授与されました。

本論文の内容は以下の通りです。

本論文は、交通政策や開発プロジェクトの実施前後での消費者行動の変化から、これらの政策を評価する枠組みを消費者行動アプローチと呼ぶ。都心100円バスや地下鉄開業などの具体的な政策を取り上げ、都心部消費者回遊行動調査によって得られる消費者行動マイクロデータにもとづけば、来街者数や回遊移動者数といった人数ベースでの政策評価のみならず、集客増や回遊促進による都心への支出増大効果も経済効果として予測、計測、評価ができることを示すとともに、回顧的パネルデータによる消費者の層化CES効用関数の推計を可能にするなど、空間経済学にもとづいたミクロ経済学的基礎付けをおこなって、消費者行動アプローチによる一貫した政策評価の枠組みが構築できることを示したものである。

授賞式

日時
2012年5月19日(土)午後2時~
場所
日本大学経済学部2階講堂
博士論文
山城興介, "消費者行動アプローチにもとづく交通政策の評価に関する研究", 福岡大学大学院(2012年3月)

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