通常、通行量調査とは、地区内の街路にいくつかの地点を設け、そこをどの方向に、何人通り過ぎたかを、時間区間を決めカウントする調査をいう。
ところが、この方法では調査地点を置いた通りの前を何人通りすぎたかを計測することができるものの、当該地区に何人集っているかを把握することができない。そこで今回の調査は、(1)大名地区、今泉地区の2つの地区を各々1つのブロックと捉え(2)大名地区、今泉地区への出入口となっている通路をすべておさえ、(3)それら全ての出入口での出入りフローをカウントする、という方法で調査を行った。
この工夫により、大名地区、今泉地区に入る流入人口や流出人口、また、入込み来街者数や滞留人口を時間帯別に把握することが可能となった。