福岡都市空間情報行動研究所(FQBIC)

シンポジウム・ワークショップの開催

9月11日(金)に、福岡大学都市空間情報行動研究所創立10周年記念レセプションが開催されました。

9月11日(金)に、福岡大学都市空間情報行動研究所創立10周年記念レセプションが開催されました。これは、これまで都市空間情報行動研究所がお世話になった方々への感謝の意と、研究所の今後の発展を願って開催したものです。

当日は、地元経済界・行政界をはじめ、公開記念シンポジウムの関係者、福岡大学、社団法人有信会、経済学部同窓会など約300名の出席がありました。

まず、福岡大学副理事長・明石博義様より開会のご挨拶を頂き、開会いたしました。

西日本鉄道株式会社相談役・明石博義様のご挨拶を紹介いたします。

福岡大学の副理事長を務めております明石でございます。

レセプション開会のご挨拶を申し上げます。

本日は、福岡大学都市空間情報行動研究所の10周年記念公開シンポジウムに多くの方にご参加いただき、まことに有難うございました。

おかげさまでシンポジウムは先ほど盛会裏に終了いたしました。

心より感謝申し上げます。

福岡大学は、今年創立75周年という節目の年を迎えております。10月の記念式典をはじめ多くの記念事業を予定していますが、本日のこのシンポジウムもその一環として開催されたものでございます。

都市研或いはFQBIC(エフキュービック)の略称で知られております福岡大学都市空間情報行動研究所は、「都市と空間における情報と人間行動の相互作用に関する理論的研究、および、その成果に連動した社会的技術開発を行い、魅力ある都市空間の形成と新しい産業の創出に寄与する」ことを目的に、文科系としては初めての研究所として10年前に設立されたものであります。

この都市研の所長は経済学部長を務めておられる斎藤参郎先生が兼務されておられます。

個別の話になって恐縮ですが、斎藤先生には、随分前に、私どもの会社西鉄グループの幹部を集めた会議の場で、街づくりについてご講演をいただいたとき以来、親しくさせていただいておりますけれども、先生の研究分野であります都市空間における回遊行動分析や消費者行動分析など、当社の目指す街づくりに欠かせない視点での研究はいつも注目しているところです。

最近はもちろん理事会でも度々お会いして、いろんなお話を伺っておりますが、そのエネルギッシュな活動振りにはいつも感心させられております。

今日、大学にも地域貢献の役割が義務として求められております。本日の観光シンポジウムをはじめとして、都市研の今後の活動や研究成果が九州・福岡の街づくりや地域発展に大きく貢献することを期待しているところです。

ご出席の皆様におかれましては、どうか都市研に対しましてこれまで以上のご支援を賜りますようお願いいたします。

最後になりましたが、これからのひと時、短い時間ではありますが、ごゆっくりとご歓談くださいますようにお願いし、ご挨拶といたします。

次に、九州経済連合会副会長・長尾亜夫様よりご来賓のご挨拶を頂きました。

西日本鉄道株式会社取締役会長・長尾亜夫様のご挨拶を紹介いたします。

ご紹介いただきました、西日本鉄道の長尾でございます。

本日は、観光庁の本保長官様をはじめ、多数のご来賓がご出席の中、大変恐縮ではございますが、永年にわたり、斎藤先生の活動の一部を手伝わせて頂いた仲間の一人として、一言、お祝いを申し上げます。

まずもって、福岡大学経済学部が創立50周年、また、都市空間情報行動研究所(以後、「都市研」とお呼びします。)が、設立10周年を迎えられましたことを、心からお慶び申し上げます。

都市研は、文部科学省の学術フロンティア推進事業の拠点の1つとして2000年に設立され、その後も、その研究活動につきまして、高い評価を得ておられます。

我が国でも、非常に珍しい分野でのご研究、貴重なデータの蓄積、またそれを用いた分析や提言などを、継続的・精力的に行われてこられた、斎藤先生をはじめ、都市研の皆様のご尽力がこの高い評価になっているのだと思います。

その長年のご精進と、ご功績に対しまして、改めて敬意を表する次第でございます。

さて、斎藤先生とは、都市研が設立される前から先生の研究活動を通じてお付き合いをさせていただいているのですが、この間、交通事業や、まちづくり など、地域に根ざした事業を行っております当社グループにとりましては、大変有意義で、非常に参考になるご意見等も多く頂戴いたしております。

中でも、「都心循環100円バスの経済効果」や、「天神および天神の商業施設での回遊性の調査」などは、新たな切り口、新しい視点で、まちづくりや交通を考えていくことが大事であるということを強く考えさせられましたし、当社グループの今後の自信にもつながっております。

今後とも、こうした関係を継続、推進させていただくとともに、引き続き貴重なご意見・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

また、九州ではご承知のとおり、九州新幹線の全線開業が予定され、国内外からの観光客の増加が期待されているほか、道州制の議論など、九州が一体となった施策を行っていくことの重要性が強く認識されています。

これは、九州の観光、街づくりは、アジアという国際的な視点からも考えていかなければならないということであろうと思います。

その中で、既に上海や北京等で回遊性調査を実施されている都市研の役割と活動は、今後ますます重要性を増していくと思います。

どうか、これからも優れた研究活動を通じて、産学連携の推進、九州・福岡の街づくりへのご尽力を賜りますようお願い申し上げますとともに、都市研の活動がアジアの各都市をはじめ、更に全世界的に広がっていくことを祈念いたしております。

最後になりますが、福岡大学経済学部、都市空間情報行動研究所の益々のご発展と、お集まりの皆さまのさらなるご活躍、益々のご健勝を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

本日はおめでとうございました。

西日本鉄道株式会社取締役会長 長尾亜夫

次にパネリスト代表として、JR九州株式会社会長・石原進様よりご挨拶を頂きました。

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つづいて、日頃から福岡大学都市空間情報行動研究所がお世話になっている方々のご紹介を行いました。

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写真左より、

続いて、毎日新聞社取締役西部本社代表・田中青史様の乾杯で歓談に入りました。

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歓談、交流が大いに弾み、セプションは大いに盛り上がりました。

レセプションも終わりに近づいたところで、福岡大学都市空間情報行動研究所・所長斎藤参郎より、皆様へお礼の挨拶を申し上げました。

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福岡大学大和竹史副学長による閉会の挨拶と万歳三唱で盛会のうちに閉会いたしました。

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福岡大学都市空間情報行動研究所・所長斎藤参郎の挨拶にもありましたように、福岡大学都市空間情報行動研究所は、今回の毎日新聞との業務提携はその一例ですが、新聞記者が研究員として研究所のスタッフや学生たちと一緒に共同研究をおこなったように、地域や企業の人々が研究所に気軽に集まって、ともに、現場の問題を共有し、その解決策を研究・提案していく、そのような、オープンな組織に自己変革したいと考えています。

今後とも福岡大学都市空間情報行動研究所への、ご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

日時・場所

会場には、社団法人日本不動産学会会長・三橋博巳様をはじめ多数の祝電、お祝い花を頂きました。この場を借りまして御礼申し上げます。

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